照明デザイナーの視点から光の景観とその表情、見所をレポート。ライトアップやイルミネーションを中心に、その光を当てる対象となる庭園や建築、ランドスケープ空間も巡ります。


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直島 / 家プロジェクト

ずっと訪れてみたかった直島。

帰阪した折であればそれほど遠い場所でもないのだが、ここもなかなか行けずにいた場所のひとつだ。

先月の徳島出張での休日に、ようやく訪れる機会を得た。



島内での移動はもちろんレンタルサイクル。

管理人のおっちゃんに回る順序を聞き、地図を片手に、宮ノ浦エリア(港)→本村エリア(家プロジェクト)→琴反地エリア(ベネッセハウス、地中美術館)と島の南側をほぼ一周した。もちろん登り坂、下り坂もあったのだが、このルートであれば自転車でもなんとか可能。この逆周りだと、なかなか厳しい坂となっていた。



自転車だったので寄り道もしやすく、途中で立ち寄った直島つり公園での昼食(地モノの鯛の刺身定食)はかなり美味しかった。こうした寄り道が、のんびりとした旅のいいところでもある。



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光の使い方が印象的なSANAAによる「海の駅なおしま」



家プロジェクトでは、杉本博司氏による「護王神社」や宮島達男氏による「角屋」ももちろん良かったのだが、個人的にはジェームズ・タレル氏(&安藤忠雄・設計)のプロジェクト「南寺」が最も印象強いものだった。

これまで感じたことのない衝撃的な体験でもあった。



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護王神社



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南寺



「南寺」にあるジェームズ・タレル氏の作品は「Backside of the Moon(バックサイド・オブ・ザ・ムーン)」。

明所視の状態から暗所視に切り替わったときに起る暗順応という視覚現象を体験できる作品で、実に素晴らしい視覚体験のできる作品となっている。



部屋の中は真っ暗で、その中に入って15分ほど経つと、次第に暗闇に目が慣れて光のスクリーンが見えてくる。

この最初は真っ暗→闇の中にもうっすらとした光が見える、という自分の視覚(目)の変化は、体験した人々の声にもなって表れていた。

映画館のような場所での暗順応は容易に体験できるが、ここまで真っ暗な闇に近い状態での暗順応は、この作品以外ではなかなか体験できないものだと思う。

こうした作品を生み出すジェームズ・タレル氏の光の使い方は、やはり素晴らしい。



タレル氏の作品では、数年前にリビナアカデミアの友人たちと訪れた光の館も懐かしく思い出される。

数年前とは言え、まだまだ光について学び始めたばかりの頃だったので、光に関する情報量も増えた今改めて訪れると、感じるものもまた違うものなのかもしれない。



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光の館



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光の館の浴室



直島はその話題性やアート性からか、若年層の割合が非常に高いタイプの観光地であるとの印象も受けた。







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by homura_lsd | 2008-07-10 19:43 | 照明全般