照明デザイナーの視点から光の景観とその表情、見所をレポート。ライトアップやイルミネーションを中心に、その光を当てる対象となる庭園や建築、ランドスケープ空間も巡ります。


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足立美術館

島根県安来市にある足立美術館。


 


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米国の庭園専門誌「ジャーナル・オブ・ジャパニーズ・ガーデニング」の日本庭園ランキングで6年連続で庭園日本一に選出されていることでも有名だ。


 


地元出身の実業家・足立全康氏が昭和45年に開館し、横山大観をはじめとする近代日本画と日本庭園の美術館として知られている。




「庭園もまた一幅の絵画である」という信念のもと、それを維持・実現するための日々の手入れや清掃は、全康氏から庭師や美術館スタッフへと受け継がれている。


 


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とかく絵画のように美しい庭園で、その手入れの素晴らしさとともに、借景としての遠景の使われ方も素晴らしい。


 


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特に開館8周年を記念して開瀑された「亀鶴の滝」は、高さ15mの人工の滝で、全康氏がいつものように庭を見まわしている時に、山肌に滝の落下するシーンが浮かんだことから作られたという。その庭に対する想いとそれを実現できる力には驚かされる。

 


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中央山肌に見えるのが「亀鶴の滝」


 


ちなみに滝周辺の景観に絡む電柱は、景観の邪魔になるということで、地元中国電力の特別な計らいで地中に埋めてもらったそうだ。これもなんだかすごい話である。


 


開館時の庭園は中根金作氏による作庭で、築山林泉式庭園と枯山水式庭園から成り立っていたそうだが、全康氏の手によりその姿は色々と変わっているようだ。


 


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池庭


 


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白砂青松庭


 


また、館内の窓がそのまま額縁になるような建築と庭園の一体化も考えられている。


 


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床の間の壁をくりぬいた生の掛軸


 


訪れる際には、足立全康氏の自叙伝『庭園日本一 足立美術館をつくった男』を読んで、氏の生い立ち、庭の生い立ちを知ってから収蔵品や庭に触れると、より深いものになると思う。


 


今回は初秋という季節だったが、いつかまた違う時期に訪れ、違った庭の表情を見てみたいと感じるような、素晴らしい庭園だ。


 


 


 


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by homura_lsd | 2008-11-17 20:06 | 庭園