照明デザイナーの視点から光の景観とその表情、見所をレポート。ライトアップやイルミネーションを中心に、その光を当てる対象となる庭園や建築、ランドスケープ空間も巡ります。


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光を愛でる

日本で唯一、竹フィラメントのエジソン電球を作ることのできる浅田電球製作所。

今でもひとつひとつ手作りでカーボン電球やタングステン電球を作り続けている。


 


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竹フィラメントのエジソン電球


 


この竹フィラメントのエジソン電球には、エジソンと同じ京都のマダケが使われている。


長さや厚みなど様々な点において、やはり八幡の竹がベストであるそうだ。


 


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八幡・石清水八幡宮にあるエジソン記念碑


 


フィラメントの原料となる竹は0.01mm単位で正確に削られ、最終的には浅田氏の指先の感覚のみで仕上げられる。


まさに職人技。


 


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サイズごとに分けられた竹ひご


 


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製造工程のパネル


 


ここ浅田電球製作所さんも現在技術を引き継ぐ後継者はおらず、職人でもあり社長でもある浅田精造氏が作り続けている。電球に使用するガラス球も廃業してしまった工房、失われた技術によって二度と作れない形状のものも既にあるそうだ。


 


今回はその現物しか残っていないガラス球で電球を製作してもらったりもした。

もう最近では目にすることも少なくなったフィラメント形状のこの電球。


 


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てっぺんのぽちっと膨らんでいる部分を上手く作れる職人さんが、もういなくなってしまったらしい。


 


他にもスワン電球のレプリカや浅田氏が作り出した様々な電球が置かれ、その中で浅田氏の電球に対する情熱、技術を聞きながらそれらを見るのは、本当に良い機会だった。


 


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スワン電球のレプリカ


 


白熱灯規制の流れから、各メーカーの2010年の一般家庭用白熱電球の製造中止へと、白熱灯は失われていく一方の道を辿っている。

最近では白熱灯のフィラメントを模したLED電球なんかも開発されてきているが、ただ「新しい技術で代替する」だけの流れに身を任せるのではなく、新しいモノ、古いモノをきちんと吟味しながら、時には今ある残していきたいモノを上手く使っていくことも、自分は大切にしていきたいと思っている。


それは和蝋燭の揺らめく炎であったり、白熱球のフィラメントの輝きであったり、自分にとってこころ和む、愛でるような存在だと感じるモノでもあるのだから。


 


 


 


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by homura_lsd | 2009-01-24 17:32 | 照明全般