照明デザイナーの視点から光の景観とその表情、見所をレポート。ライトアップやイルミネーションを中心に、その光を当てる対象となる庭園や建築、ランドスケープ空間も巡ります。


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佐川美術館 / 樂吉左衞門館

琵琶湖のほとりにある佐川美術館。

2007年9月に佐川急便創業50周年記念事業として、別館の「樂吉左衞門館」が開館した。



以前から読んでいたある照明デザイナーのブログの中で樂吉左衞門館(の照明)が紹介され、気になっていた。

また、友人との話の中で展示室内のブラックコンクリートの話なども話題となっていたので、一度訪れてみることとなった。



館内に入る前に、まずは建物周囲の外部空間を散策。

1998年に開館した本館は、水と建築との関係が印象的な空間となっている。



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水面と建物通路の境界が曖昧で連続している印象を受ける



建物の外部通路部分にはダウンライト等の照明は設置されておらず、水際の柱の水中からのライトアップのみとなっている。



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水中照明



訪れたGWの頃は既に日も長く、閉館の時間になってもまだ空は明るい。そのため屋外照明は点灯されておらず、ライトアップされた建物の表情を見ることはできなかった。

ほぼ水中からのアッパーライトのみで外部空間の光が構成されているこの佐川美術館、夜の表情も一度は見てみたいものだ。



別館となる樂吉左衞門館は、本館から繋がる地下に作られている。

地上から見ることのできる建物は茶室「俯仰軒」。



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茶室「俯仰軒」



水庭には琵琶湖の葦などが植えられ、茶室からの景を演出している。



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水庭



この茶室は予約制のため入ることはできなかったが、水露地や茶室内部も樂氏自らが設計し、現代の茶室が作られているそうだ。映像では見ることができたのだが、次回はぜひ茶室も体験したい。



樂吉左衞門館でまず最初に訪れる地下ホール。

ここから展示室へと続くのだが、奥の上部スリット部分からは外光が射し込み、ガラスとの境界にある水の揺らぎを映し込む仕掛けとなっている。



f0322812_23262011.jpg




展示室内部の写真はもちろんないが、ブラックコンクリートにより(照明からの)反射光が抑えられ、照明そのものもかなり抑えられた設計がされていて、なかなか面白い展示空間となっている。

ちょっと暗すぎて、「迷路のようだ」との声も耳にしたが、これまで体験してきた美術館での展示手法とは異なる光の空間となっていたので、個人的にはなかなか楽しめた。



夜の表情と茶室が未体験となったが、それはまた冬にでも訪れるきっかけとなるのかもしれない。






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by homura_lsd | 2008-05-20 17:16 | 建築