人気ブログランキング | 話題のタグを見る


照明デザイナーの視点から光の景観とその表情、見所をレポート。ライトアップやイルミネーションを中心に、その光を当てる対象となる庭園や建築、ランドスケープ空間も巡ります。


by homura_lsd

カテゴリ

全体
徒然
ライトアップ
庭園
イルミネーション
照明全般
ランドスケープ
建築
指定なし
Link
未分類

以前の記事

2015年 04月
2015年 03月
2013年 08月
2013年 05月
2013年 04月
2013年 02月
2013年 01月
2012年 12月
2012年 10月
2012年 09月
more...

お気に入りブログ

メモ帳

最新のトラックバック

ライフログ

検索

タグ

その他のジャンル

ブログパーツ

最新の記事

あざみ野うかい亭 春のバラフ..
at 2015-04-26 16:05
新たなかたちでのライトアップ..
at 2015-03-06 16:31
浜離宮恩賜庭園ライトアップ
at 2015-03-06 00:30
照明機材のレンタル
at 2013-08-24 16:16
ランドスケープを語る会 『J..
at 2013-05-20 13:20

外部リンク

ファン

記事ランキング

ブログジャンル

建築・プロダクト

画像一覧

つながり

昨日は日本ランドスケープフォーラムの総会、シンポジウムに参加。

記録用のビデオを撮りつつ、3人のパネラーによる講演、ディスカッションを楽しんだ。

もちろんその後は懇親会、二次会と美味しい酒と時間のおまけ付き。


 


つながり_f0322812_23263023.jpg


 


シンポジウムからはたくさんの考えや視点、気づきを得られ、今回も分野は違えど有意義な時間となった。


 


そんな時間を過ごす中で、今回は特に日本ランドスケープフォーラムという会そのものについて、色々と考えを巡らせる機会ともなった。


 


日本ランドスケープフォーラムでは、毎月様々なイベントが開催され、平均して月に3回程度、何らかの企画が催されている。そうした企画を立ち上げ、イベント運営を行うのは、主に会の運営委員として参加している方々だ。

ランドスケープという分野の中で多くの実績を残し、事務所として活躍されている方々とともに、照明という異なる分野から参加している自分や、ランドスケープに関心を持つ(その分野の仕事には就いていない)方々も会の運営委員として受け入れられ、ともに活動している。


 


そうした会の雰囲気や温かさ、オープンな考えに賛同し、今も運営委員として参加させてもらっている。


 


そこで考えるのは、照明業界はどうだろうか?ということ。


 


照明業界には、照明学会日本照明委員会日本ライティングコーディネート協会といったアカデミックな会がいくつかある。

それ以外には、石井幹子氏の光文化フォーラム、面出薫氏の照明探偵団照明楽会(内原智史氏、東海林弘靖氏、武石正宣氏、東宮洋美氏、富田泰行氏が発起人)といった会があり、他にも照明器具メーカー主催の会もいくつかある。


 


しかし、こうした会は基本的に主催者側が全てを決定し、イベントが行われる。

そこでは興味のある誰もが(もちろん会としての承認は必要だが)運営に参加でき、一緒に会を盛り上げていくという機会はない。それは照明器具メーカー主催の会も(会社主催なのでもちろん)同じ。


 


照明関連でセミナーのようなイベントが開催される場合、その多くは照明器具メーカー主催であるのが現状だ。


 


以前勤めていた事務所が主催していたアカリ・イマージュや、毎年新宿のOZONEで行われているあかりメッセージのように、委員やスタッフを公募する会もあるにはあるが、活動は年1回のみ(アカリ・イマージュは昨年で終了)と数は少ない。


 


日本ランドスケープフォーラムのように同じ思いを持つ様々な経歴の人々が主体となり、「つながり」を持って様々な意見を交わしながら会を運営していくような団体が照明デザイン業界にもないのが、非常に残念に思われる。


 


電球が発明されたのが1879年で、今からわずか130年ほど前のこと。


 


まだまだ歴史の浅い業界であることは仕方のないことなのだが、もっと横のつながりも広げ、照明というものについて多くの意見を交わせるような環境が出来て欲しいものだ・・・。


と、昨日の飲んだ帰りの電車の中でふと寂しさを感じ、自分のチカラの無さも痛感していた。。


 


 


つながり_f0322812_23263046.jpg


 


 


 


by homura_lsd | 2008-09-21 23:58 | 徒然