照明デザイナーの視点から光の景観とその表情、見所をレポート。ライトアップやイルミネーションを中心に、その光を当てる対象となる庭園や建築、ランドスケープ空間も巡ります。
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識名園
琉球庭園のひとつ、識名園。
琉球王家最大の別邸で、国王一家の保養や中国皇帝からの使者(冊封使)をもてなす迎賓館として使われていたが、沖縄戦で壊滅的な打撃を受け、その後、20年という月日と約8億円をかけて復元された。
園内を進み、まず最初に目に入るのは池泉。
そして整形した石を組んだ琉球石灰岩の「あいかた積み」の石積みが見えてくる。
あいかた積み
今帰仁グスクの石積みともまた違った、きっちりと整形された石積みだ。
今帰仁グスクの野面積
池泉廻遊式の庭園で、池泉を中心に、御殿(うどぅん)、六角堂、琉球石灰岩の石橋などが配されている。
御殿
御殿と琉球松
識名園の屋瓦(沖縄の赤瓦)については、柳宗悦が『琉球の富』のなかで、
「鼠色の冷たい吾々の瓦に比べて、それは暖かく美しい赤瓦なのです。その赤がまた非常に落ち着いた色合なのです。しかもその赤の間を太々と豊かに白の漆喰を盛り上げるのです。」
と述べている。
確かにこの色合いの屋根は、沖縄を思い起こさせる。
沖縄という風土もあるのかもしれないが、その色味が沖縄らしさ、温かさを感じさせるようにも思う。
六角堂
琉球石灰岩の石橋
アーチ状の石橋と言えば、広島にある縮景園の虹跨橋を思い出した。
縮景園の虹跨橋
訪れた時期は桜の時期で、ちょうどメジロも花の蜜を味わっていた。
ひと足早い春の訪れを感じる風景だった。
by homura_lsd
| 2009-02-24 20:40
| 庭園